ビタミンA・Cをテーマに秋の食卓を振り返る記事の冒頭写真

秋の乾燥は肌だけの話ではない─ビタミンA・Cと粘膜の関係

秋の乾燥は肌だけの話ではない─ビタミンA・Cと粘膜の関係

ビタミンA・Cをテーマに秋の食卓を振り返る記事の冒頭写真

秋の空気を感じる頃、いつもの食卓も少し振り返ってみませんか。
副菜に何を選んだか、主菜も食卓に並んでいたか。
特別な食品を探すより、今日の一食から考えてみると、取り入れやすい工夫が見えてきます。

今月のWANA-MIのテーマは「乾燥が始まる季節の内側ケア」。この記事では、ビタミンA・Cの基本を、買い物や献立に役立つ形で整理します。

この記事でわかること

  • 肌・粘膜と栄養を考えるときの基本
  • ビタミンA・Cを含む身近な食品
  • 食品を一食の中で組み合わせるヒント

肌の状態を、栄養だけで決めつけない

粘膜は、口や鼻などの内側を覆っている組織です。肌と同じものではありませんが、どちらも体を構成する組織として栄養との関わりがあります。

ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持に関わり、ビタミンCはコラーゲンをつくる過程に必要です。ただし、栄養素の働きと、食品を食べた後の肌の変化は分けて考える必要があります。

肌と粘膜の違いを示す図版

ビタミンAは、食品によって形が違う

ビタミンAには、動物性食品に含まれるレチノールなどの形と、植物性食品に含まれ、体内でビタミンAへ変わるβ-カロテンなどの形があります。食品名だけでなく、こうした違いも知っておくと、後で製品表示を読むときに役立ちます。

食品の例 食卓での使い方の例
にんじん 炒め物や汁物の具に
小松菜・ほうれん草 おひたしや副菜に
かぼちゃ 煮物や温かい一品に
春菊 和え物や鍋の具に


ビタミンAの2つの形(レチノールとβ-カロテン)を並列に示す図版

ビタミンCは、野菜にも果物にも

ビタミンCを含む食品には、赤パプリカ、ブロッコリー、キウイ、いちご、オレンジなどがあります。

「料理に使う野菜」か「食後などに取り入れる果物」かで考えると、選びやすくなります。

選ぶ場面 食品の例 取り入れ方の例
副菜を用意するとき 赤パプリカ・ブロッコリー 炒め物や温野菜に
果物を添えたいとき キウイ・いちご・オレンジ 食べやすく切って添える

季節や売り場に合わせて選んでください。いちごが買いやすくない時期に、無理に探す必要はありません。

「何を足すか」の前に、一食を見てみる

副菜があっても、主菜が抜けている日があるかもしれません。逆に、主菜が十分にある食事へ、さらに同じものを足す必要もありません。

まず主食・主菜・副菜を見渡し、その食事で選びやすい組み合わせを考えてみましょう。たとえば、ごはんに魚や豆腐の主菜、小松菜の副菜。パンなら卵料理と、用意しやすい野菜や果物。

毎食を完璧にしようとせず、買い物の前に「今日はどんな一品が作れそうか」を考えるくらいから始めてみませんか。

主食・主菜・副菜の組み合わせを示す図版

まとめ

  • ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持に、ビタミンCはコラーゲンをつくる過程に関わる栄養素です
  • ビタミンAは、動物性食品のレチノールと植物性食品のβ-カロテンという異なる形で食品に含まれています
  • ビタミンCは、野菜からも果物からも摂れる、身近な食品の選択肢があります
  • 「何を足すか」より、主食・主菜・副菜という一食全体のバランスを見渡すことが基本です
  • 食事は保湿の代わりではなく、特定の食品で乾燥や肌の状態が改善すると約束するものでもありません
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